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ピーターパンのようなヴァイオリニスト

カンタブログ

写真左上の青年に注目!
ヴァイオリニストの西村尚也さんです。

ドイツ、マインツ・フィルの第1コンサートマスター。
1月11日(日)、よみうり大手町ホールで行われた東京ヴィヴァルディ合奏団のニューイヤーコンサートに行ってきました。『四季』全曲の演奏で、ゲストとして独奏したのが西村さん。

妖精と出会えたように、素晴らしかった。
指揮者がいなかったらから自由にやれたと本人はおっしゃっていましたが、なにかこう、演奏家というよりは、音から生まれた体、ヴァイオリンそのものになってしまった人間と出会った感じ。音楽の歓びが人の形として現れ、全身が(いや、その全身に宿るすべての微生物さえも)音符となって、今生命を得ていることの歓喜を表現しているような瞬間、瞬間、瞬間だったのです。

ジャンルを越えてボクはいたく励まされました。
人間は、こんなに幸福な表現者になれるのだと。

もちろん休むことなく研鑽を続けてきた人だけに可能な、
チョモランマの山頂のさらにひとかけらの突起のような
人跡未踏に近い技術を修得されたからこその「音身一体」だったのかもしれませんが、それを目の前で見せてもらえる(聴かせてもらえる)ボクや他のお客さんたちは、月の粉が輝きながら降ってきたような、大変たいへん幸せな時間のなかにいたのです。

西村尚也さん、これからも大注目です。
次回は「カンタ・トリオ」ね。
8月29日、サントリー・ホールね。
なるほど、なるほど。
高校時代の恩師の息子さんなんですけどね。
最初の縁はそこにあったんですけど、
もうそれは全然関係ないことです。
ピーターパンがヴァイオリニストだったら、
こんなふうだったんじゃないかな。

音楽劇『新宿の猫』

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フランス、ドイツなど4カ国での刊行が決まった小説『新宿の猫』(ポプラ社刊)が、新旧の名曲とともに「レモンチェッロ」の音楽劇として登場します。
(ドリアン助川、三咲順子、ピクルス田村)

せつない別れを越えて今、やぶれた夢は再生する!

作家本人(ボク)による初の舞台化です。
哀しみもまた煌めきとなる夜、ぜひ、いらして下さい。

2月16日(日)名古屋 Tokuzo  開場18時 開演19時
名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F
予約 Tel/Fax 052-733-3709 mail@tokuzo.com
前売 3000円 当日 3500円
詳細 http://www.tokuzo.com/schedule/2020/02/16/

2月23日(日)渋谷 SONG LINES  開場18時 開演18時30分
渋谷区宇田川町41-29 電話 03-5784-4186
メール予約受付 info@song-bird.net
前売 3800円  当日 4300円
詳細 http://song-bird.net/songlines/

ついにフランスの教科書に!

リセ教科書

みなさん、あけましておめでとうございます。
旧年中はお付き合いいただき、ありがとうございました。

さて、2020年最初のニュースです。
小説『あん』(フランス語版タイトル Les délices de Tokyo) が、フランスのリセ(高校)の教科書に収録されることになりました。物語や登場人物のセリフの抜粋など、全7ぺーじに渡って紹介されています。

翻訳してくださったミリアンさんや、映画を撮って下さった河瀬直美さんをはじめ、
たくさんのみなさんの応援があって、この展開なのだと思います。
ありがとうございます。

今年も笑顔でおつきあい、よろしくお願いいたします。

                        ドリアン助川

ついに刊行! 念願だった本です!

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本日、発売です!

貧困をはじめとする逆境のなかにいる子どもたちに対し、それでも人生をあきらめて欲しくないという思いから、一冊の本を世に放とうという思いにいたり、日本ペンクラブの会員である作家・翻訳家のみなさんに声をかけさせてもらいました。

ボクを入れて44名の作家・翻訳家が結集し、現実の少年少女たちの悩みに答えるという形でこの本が誕生しました。

『泣いたあとは、新しい靴をはこう』(ポプラ社)

ほぼボランティアで文章を寄せてくれた作家・翻訳家はご覧のみなさんです。子どもの頃、たいへんな環境にいた、だから詩や小説に目覚めたのだよ、という赤裸々な体験を綴ってくれた方々もいらっしゃいます。

阿川佐和子/浅田次郎/石田純一/宇野和美/冲方丁/エドワード・レビンソン/落合恵子/柏葉幸子/片川優子/
加藤純子/木内昇/きむらゆういち/朽木祥/玄侑宗久/河野万里子/越水利江子/佐藤優/芝田勝茂/下重暁子/
神保哲生/俵万智/鶴田静/ドリアン助川/中井貴惠/中井はるの/中島京子/那須正幹/那須田淳/浜田桂子/濱
野京子/ひこ・田中/平野啓一郎/古谷経衡/松原秀行/松本侑子/村上しいこ/茂木健一郎/森絵都/山田真/楊
逸/吉岡忍/寮美千子/令丈ヒロ子/六草いちか

もし、きびしい環境にいたり、壁にぶつかってもがいている少年少女を知っているという方がいたら、ぜひこの本をプレゼントしていただけないでしょうか。

44名を代表し、念願だったこの本の刊行を伝えさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

     日本ペンクラブ子供の本委員会  ドリアン助川

フランスで三度目の受賞

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小説『あん』が、フランス・ボルドー地方のCenon市が主催する文学賞を受賞しました。
審査員賞、読者賞、リセの学生たちが選んだ賞など色々重なっているみたいです。

大学の教壇に立つようになったことで、調布の事務所を引き払い、新しい拠点を横浜の戸塚につくりました。引っ越しがすべて終わり、からっぽになった旧事務所に一人いるとき、最後の宅配便として届いたのがフランスからのこの賞状でした。
小さな可愛い文学賞だと思いますが、とても嬉しかったです。

フランスの文学賞をいただくのはこれが三度目。翻訳して下さったミリアンさんの力によるところが大きいと思います。
ミリアンさん、ありがとう。

Cenon市、訪ねてみたいです。
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2019年8月21日(水)
名古屋栄
Doxy
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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