台湾デビュー!

台湾でボクの著作集が発刊されることになりました。
その第一弾、『山羊島的藍色奇蹟』(卓惠娟訳/博識出版)の見本が
はるばる台北から届きました。
中国語でボクの小説が刊行されるのは初めてのこと。
送って下さった担当編集の方に大感謝です。
もとは『ピンザの島』(2014年ポプラ社刊)として世に放たれたこの小説。
黒潮を逆に辿るように台湾に上陸しました。
感じ入るのは表紙の絵の輝き。
小説内で、夜光虫の輝きが表現されているところが好きだと編集の方がおっしゃって下さり、
表紙絵の夜の海の虫たちは、暗闇で本当に光るような仕掛けになっています。
そして、初めて見た自分の名前。
ドリアン助川は、
多利安助川 になるんですね。
いいなあ、この字面。
自分も好きです。
来月は続けて二冊目の『あん』が刊行されます。
御礼を申し上げに台北まで行ってこようと思っています。
ピンザの島のラストシーン。
涼介が漕ぐ舟はどこに向かったのか?
続きを書いて下さいとよく言われました。
台湾、だったのですね。