「動物哲学童話」おひらき!

世界一過酷だと言われるコウテイペンギンの産卵と子育て。
月刊誌『青春と読書』(集英社)で連載の機会をいただいた『動物哲学童話』。おひらきの第20話は、コウテイペンギンの物語です。
20ヶ月にわたり、版画家の溝上幾久子さんが並走してくださいました。
計20(本当は21)種の動物(鳥類も含む)を、銅版画で新たにに生み出してくださったのです。毎回、溝上さんのダイナミックな作品を拝見するのがとてもとても楽しみでした。
このシリーズ中、哲学者の名はあまり出てきません。でも、必ず一人の哲学者の思想が隠れているのです。今回は、V.E.フランクルでした。
これまで『動物哲学童話』を読んでくださった皆さん、ありがとうございました。作品はブラッシュアップし、哲学者の秘密を語るあとがきもつけて、来年に刊行させていただく予定です。
ただ、まだ、日本と南米(南極)の動物の物語を書いたのみです。
今後どういう形であれ、世界の動物と哲学者を絡め、作品数を増やしていきたいと思っています。