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高校の国語の教科書 掲載





高校教科書

新指導要領により、高校の国語教育の現場から文学や詩歌が失われる方向にあると聞き、数年前から「それは良くないのではありませんかキャンペーン」を文科省に対して行ってきました。

そうしたら、その新しくなった国語教育の教科書の一冊『新編 言語文化』(大修館書店版)の巻頭として、私の著書『プチ革命 言葉の森を育てよう』(岩波ジュニア新書)が収録されているではないですか。

喧嘩していた相手と初めて飲んだら、けっこう気があっちゃったみたいな、嬉しく、恥ずかしく、面はゆい感じです。この教科書自体は、むしろ文芸作品はてんこ盛りで、古文も漢文も含まれていて、眺めながら一升飲めるほど充実の一冊です。
共通テストの監督経験から言うと、むしろ今年の英語試験の変革の方がびっくりしちゃったかな。


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ちょっとびっくり

 先生の文章が高校の教科書に収録されたことも喜ばしいのですが、目次を見て驚いたのは、佐藤多佳子先生の「一瞬の風になれ」が収録されていること。この作品は私の40代に読んだ小説のベスト1です。50代のベスト1が「あん」なので、大好きなお二方の名前が並ぶ大修館書店て、ちょっと私の好みかも。ちなみに30代のベスト1は遠藤周作先生の「深い河」です。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2021年12月
24日&25日
『新宿の猫』
菊川なぁ〜じゅ
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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