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今年一年ありがとうございました。

みなさん、今年一年のお付き合いをありがとうございました。年の瀬をいかがお過ごしですか。

今年は、版画家の溝上幾久子さんと組み、長年の夢であった『動物哲学童話』(集英社月刊誌『青春と読書』)の連載を始めることができました。童話の体裁ですが、内容は大人向けですので、本になるときは『憧話』という新しい言葉で世に送り出したいと思っています。日本編はこの『アホウドリ』で終わり、新年2月号からは南米編のスタートとなります。

また海外に於いては、『あん』がフィンランドで刊行されました。イタリアでは改訂版が出ました。他に、インドネシア、ハンガリー、ポルトガル語での刊行がきまり、これで『あん』は16言語となります。

『新宿の猫』は、台湾とタイで刊行されました。ヨーロッパではドイツに続き、イタリアとフランスで出ます。これで5言語です。

そして国内では、『線量計と奥の細道』(集英社文庫)、『新宿の猫』(ポプラ文庫)の2冊を出すことができました。
ウェブ小説では、引き続き『寂しさから290円儲ける方法』を続けていきます。

『檸檬酒(リモンチェッロ)』(三咲順子、ピクルス田村、ドリアン助川)のライブは、おかげさまで、名古屋、静岡、鎌倉、東京の4カ所で行うことができました。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

講演も、埼玉三芳町、刈谷市、福岡弁護士会、いわき市、昭島市、練馬区立谷原中学校、横浜市立豊田中学校、宮崎市、杏林大学医学部、有田市、出雲市、旭川市、瑞穂市、京都市立紫野高校、津山市、明治学院東村山高校、東大阪市、下関市、阿南市、白百合女子大、尼崎市、大牟田市、小布施町で行うことができました。みなさん、ありがとうございました。
この年末年始は、26本の書きかけの卒論を抱え、26人のゼミ生とともに1パラグラフごとじりじりと進んでいく時間になりそうです。大学教員にはお正月はないのだということを実感しております。

忙しく過ぎていった一年でした。やるべきことがやれていない一年でもありました。ボクも来年でいよいよ還暦ですので、自分のやるべきことときちんと向かい合っていきたいと思います。みなさん、健康に留意され、良い年を迎えてください。

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No title

 ドリアン先生、1年間お疲れ様でした。私は「あん」を読んで以来、新しいことに挑戦したり、今までとは違った立場から考えてみたりするようになりました。「あん」が生き方の分岐点になった気がします。だから、先生をこれからもずっと応援したいと思っています。お体に気をつけて、よい仕事をなさってください。
 希望に満ちた新年になりますように。

Re: No title

新城のアグリさん、ありがとうございます。『あん』が世界に広がっていくことも嬉しいですが、
新城で読んでくださり、大事な一冊になったとおっしゃったいただけたことも等しく、驚き、感謝しています。
どうぞ、アグリさんも新たに良き一年をお迎えください。

初めて投稿させていただきます。
今年で39歳になった男です。
中学生の頃からラジオや本などでドリアンさんの声と言葉に励まされています。湾岸線に〜,メキシコ人はなぜ〜,ジョンを背負って〜が特に好きです。大学生の頃にはライブにも何度か行きました。ハイタッチをさせていただいた感触は今も思い出せます。
来年で私は40歳になりますが、ドリアンさんの表現、生き方に今も尊敬の念が増すばかりです。これからも応援しています。
よいお年を!!!

Re: タイトルなし

ゴメスさん、あけましておめでとう。
ラジオを聴いてくださり、ライブにもいらしてくださったのですね。
本も読んでくれてありがとう。

まだまだ書くし、歌います。
互いにたくましく生きて行きましょう。
良き40代を創造されてください。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2021年12月
24日&25日
『新宿の猫』
菊川なぁ〜じゅ
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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