愉快な読書時間

楽しい読書となりました。
『僕が神さまと過ごした日々』(アクセル・ハッケ作 那須田淳、大本栄訳 講談社)
ボクらは、あるがままにこの世を受け入れているわけではなくて、それぞれの認識を通して、それぞれのこの世を創りあげている。
その認識というものに想像力も含まれるなら、ある意味で神性は(神さまは)ボクら一人一人にも宿る。
ハッケの縦横無尽な創造性こそハレルヤ。それを日本語でこんなにまで愉快にわかりやすく翻訳して下さった那須田淳さん、大本栄さんご夫妻にハレルヤ。そして、この物語を読み、イマジネーションという空飛ぶ絨毯に乗ってこの世の根源にまで旅をしてしまうあらゆる読者にハレルヤ。
しかし、この世の中心にある、この世を司っているある生き物の描写と、ことあるごとに写メしまくる日本人観光客の姿は笑ったなあ。あ〜あ、面白かった。