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初めて文学賞をいただきました。

フランスの本屋_convert_20170608143546

フランスのDOMITYSという文学賞を『あん』(仏語タイトル『Les délices de Tokyo』)が受賞しました。
あまり知られていない文学賞ですね。
フランス中の老人ホームの読書クラブと評論家、書店員が投票によって選出する賞でして、
最終5冊の候補から、
なんと46%という得票率で受賞しました。

日本人にとってはまったく無名の賞でありますが、
この賞を得たアジア人はボクが初めて、
なおかつ、昨年の受賞者はピューリッツア賞にも輝いた!
というあたりがわくわくするポイントです。

老人という言い方・・・。
あまり好きではありません。
だって、今の70代80代のフランス人は、カルチェラタン闘争を率い、
ヌーベルバーグの支持層として世界を再構築されようとしたみなさんです。

そして今は、人生経験も豊富。
そんなみなさんが選んで下さったのですから、
だれも知らない賞であろうと、
ボクはありがたく受け取ります。

フランスのみなさん、ありがとう!
そして、翻訳をして下さったミリアム・ダルトアさん、ありがとう。

ちなみに、二冊目の『Le Rêve de Ryosuke』もフランスでは破格の扱いのようです。
Haruki Murakamiさんなんかと並んでいますもんね。
ありがたい!

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祝!

心からおめでとうございますv-354

無名の賞? いいじゃないですか!

丁寧に読んでくださって、
「あん」の良さを
最大限に評価してくださったんですもん

もっと、もっと、この物語が拡がることを、至極、単純に祈ってます…

助さん、おめでとうございます!
良かったですね!

㊗️

素晴らしい賞、おめでとうございます㊗️🎉🍾

今日テレビで、出川さんがカンヌ国際映画祭の取材をしてる番組みました。
といっても、パパラッチみたく。
大物女優、俳優、監督にサインとか写真をお願いする面白い企画番組。
サインや写真撮影をきちんと答えるスターや、振り向くだけのスターや、監督もいました。途中からみたのですが。
木村拓也が出て。
写真に答えてました。
この番組観ていて、出川さんの姿がものすごく感動。一生懸命叫ぶ姿。
カンヌ国際映画祭、今年のやってました。
これが、出川さんとドリアン助川さんの再会場面だったら超楽しかったのになぁと。
思いながら観てましたが。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2021年12月
24日&25日
『新宿の猫』
菊川なぁ〜じゅ
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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