フランスで2冊目の小説が刊行されます。

来月、フランスでの2冊目の小説が刊行されます。
『リョウスケの夢』というタイトルですね。
出版社は『Les délices de Tokyo』(『あん』)に続き、Albin Michel(アルバン・ミシェル)です。
この作品のオリジナルは2014年に刊行した『ピンザの島』(ポプラ社)です。
自殺未遂の経験すらある迷える青年涼介が、絶海の孤島でチーズつくりに取り組みながら、
むきだしの命の強さを徐々に取り戻していくという話です。
といっても、それほど簡単なストーリーではありませんが。
もし良かったら、現在はポプラ文庫から出ていますので、読まれてみて下さい。
すくなくとも、チーズとは何か、ということについては学べます(涙)。
このフランス版、表紙のイラストは『あん』と同じく木内達朗さん。
そして翻訳者も『あん』と変わらず、Myriam Dartois-Akoさんです。