トランプのミサイル攻撃について思うこと

もはや、シリアでは第三次世界大戦が始まっていて
犠牲者にとってはこれが最終戦争でもある。

ここまで混迷してくると、理屈や理想ではなく、
力を持ったものが次の秩序をつくるために、
より破壊的な行為が繰り返されるだろう。

反体制派皆殺しのアサドを擁護するわけにはいかず、
かといって、トランプがふたを開けてしまった荒涼たる戦闘の世界を認めるわけにもいかない。
結局のところ、ボクたちは美しいままでは、生きていけない。

どちらも支持しません、と言うのは容易いが、
では、お前ならどうするのだ? という問いかけに対し、
遠いところで愛の歌を歌うのも、大して潔いとは思えないからだ。

ただ、これだけは言える。
戦争をするなら、神を利用するな。

トランプは、神の名のもとにシリアへの攻撃を決定した。
アサドもきっと、神に命乞いをしながら虐殺を繰り返している。

たしかに、ボクらは、ボクらの想像を超える大いなる力によってこの世に誕生した。
ときにその大いなる力に対し、「神」の言葉を使う人たちがいる。
それならそれで良いが、少なくともその神は、一国を守ることで他の国をおとしめたり、権力者の地位を守るために宮殿に鎮座するような神ではない。

なぜならそうした神は、すべて人間の利己心から来る想像上の産物であるからだ。悪魔もまたそうだ。
ボクらの心のなかにその種の神と悪魔はある。
殺し合いをして地獄を生み出すのも、多様性を美と認識してみなで力を合わせて生きていこうとするのも、人間の心しだい。人間のなすところだ。

アサドは、アサドの心によって虐殺を行っている。
トランプは、トランプの心によって戦争のふたを開けた。
そこに神はいない。

そして、これはかなり先の話になるかもしれないが、
この人間ゆえの醜い歴史に終止符を打つ時代が来るとしたら、
それも神ではなく、人間の心と、人間の努力によるものなのだと思う。

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助川さん。
アルルカンの赤いエプロンは、ものすごく丈夫ですね。
前に買って、何に使ったかというと。
これで、料理しようと思いつつも。
もったいなく使わずに。
とっといて。
使ったきっかけは。
なんと、職場です。
力仕事の職場、汚れる環境の職場です。
始めて入ったなれない会社で、そのエプロンを使いました。
不安もありつつ、赤いエプロンを心のお守りにして頑張ってきました。
あのエプロンは、日本製です。
今時、日本製見つけるのはなかなか難しいです。
日本は、他国で支えられてます。
昔は、何でも日本製でしたが。
今は、洋服も家具も電気関係の物も。
アジアが、多いです。
今の日本は、輸入が多いです。
そんなエプロンと、なれない仕事と厳しい怖い嫌み言う上司の対応に頑張ってきたのですがT-T。笑い。
何を言いたかったかというと、アルルカンのエプロンはすごく丈夫な生地で。
日本製で感動しました。
話変わりますが。
シリアは、大変な国ですよね。
長く内戦?あって。
ニュース観ると、小さな子供が巻き込まれ。
大人も大変な思いして。
国から逃れようと、他国に行こうとするにも。
壁があったり、ボードで大勢乗って転覆したというニュースもあったような。
この前、テレ東の家行っていいですか?という。タイトルだか。
あの番組大好きなんです。
一般の人をつかまえて、電車賃、タクシー代お金払うから。時には、山の人達には自動車で売店してる買い物客に、買ったもの払うから家みさせてという。
誰が考えたか知りませんが。ディレクター?なのか?
他人の人生と、生き方と生活暮らしを観て。
感動と励みと笑いと時には涙。
あの番組大好きです。
それにこの前、ある仙人みたいなおじさんが。昔、大学目指してた。
家が本だらけの人で。
お部屋は、物が多くすごいけど。
奥深い話してた。
日本は、幸せだよと。
そこそこ食べていけるし、内戦もないし。
と。
おじさんは、身近な人達が皆、先に亡くなったから。家族も近所も。
そんな話聞いて、確かにその通りだなと思います。
前のニュース観たことあったが、シリアで子供が内戦で瓦礫に埋もれて。
何名かの大人達が、素手で瓦礫を掘り起こして救おうとした姿や。
大怪我した姿や。
人が亡くなる姿とか。
なんで人が人を理解できないんだろうと思います。
殺られたらやり返すというのは、まさによくないですよね。
神様は、いないと思う世の中。




ずっと以前、ある女流文学者は語っていたとか。うろ覚えですが、「私たち日本女性が和服を着て戦場を行進して、戦争をやめなさいと声を上げれば戦争なんて終わっちゃうのにね」ということだったと思います。
和服の行進だかが行われたかは知らない。でも、きっと戦場では行われてはいないのだろう。私はこの話を思い出す度、苦い思いになる。居心地の悪さを覚える。それは、♪戦争反対♪と歌うロッカーを眺めている時の気まずさに似ている。反対なんだろうけれど、何かしていますか?
言うことは簡単。でもそこへの道は果てしなくて。
沈黙と無視は違う。と思う。黙っているから何も考えていないのではない。熱狂させる言葉は、戦い争いをおこす人たちのそれと似ている。
静けさの中から叡智が波紋のように広がりますように。人びとのこころにさざ波を立てて。私も静かに考え続けてゆきたい。戦場は別世界の出来事ではない。今まさに誰が泣き絶望に打ちひしがれている。戦禍の人とともにあることを時々思い出すことだけでも少しずつ世界は変わると思う。扇動的な言葉はそんなにたくさんいらない。

No title

そう、お前ならどうするのだ、、、ということをずっと自分に問うているのですが、とてもとても難しいのです。

それぞれが自分を正しいと正当化して譲らない戦い、、私たちの小さな日常の世界でも最近よくみかけるのです。もっと違いを認めて寄り添えたならいいのにな~~。

今 私が思いつくことといえば、戦場に 、また
北朝鮮に向かって、 穏やかなクラシックでも流すこと(*^_^*)調子が狂って戦う気が失せないかな~~~なんて いつもぼんやり考えています。
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
7月23日(日)
まちジャム
多磨全生園

7月29日(土)30日(日)
星の王子さまミュージアム(箱根)
近刊
「星の王子さま」(皓星社)
「バカボンのパパと読む老子」(角川文庫)
「バカボンのパパと読む老子 実践編」(角川文庫)
「海の子」(ポプラ文庫)
「ピンザの島」(ポプラ文庫)
「坂道 〜Les Pentes〜」(ポニーキャニオン)
「あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル」(新潮社)
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