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バカをつらぬくのだ!

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 真摯に生きているつもりなのに世間からずれちゃってる皆さん、お元気ですか?
 あるいは真摯とはとうてい言えず、生まれつきのなまけ者なんだけれど、
 なにか壮大な予感があるぞ、この人生には、という太っ腹な皆さん、いかがお過ごしでしょう。

 そんな皆さんのために(そして筋金入りのなまけ者である私のために)、
 『バカボンのパパと読む老子・実践編 バカをつらぬくのだ!』(角川SSC新書)を上梓いたしました。
 発売は今月10日の予定です。

 (Amazon商品情報

 前作の『バカボンのパパと読む老子』はおかげさまで大好評。現在10刷です。
 しかし、前作に関しては心残りもありました。
 バカボンのパパ語による老子の全訳には挑めたものの、
 生活のなかに老子のどんな考え方を取り入れれば、
 より理想の世捨人に近付けるのか、
 なまけ者を通り越えて一本の大樹になれるのか、
 というあたりはいっさい書けなかったのです。

 そこで今作では、老子の解説は最小限に留め、
 自分なりの考えも加えた上で、
 TAO(道)を感じ生きていくための諸処の方法について書いています。

 ただ、ご注意を。
 老子は、いわゆる道徳を前面に押し出してくる孔子と対局にある人です。
 社会体制そのものを認めていませんので、
 立身出世やお金儲けの話はいっさい出てきません。

 読めば、よりいっそう社会からはずれるのみです。
 それでも読んでみたいという方のみ、
 書店でお手に取り下さい。

 バカをつらぬくのだ!



 

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助川さん、あらたに本を出したのですね。
おめでとうざます。

また 多くの人が

「べき」でなくて いいのだ…と
すくわれてゆく
そんな良書誕生 おめでとうございます

また楽しみが増えました
買って読ませてもらいやすm(__)m

はじめまして

初コメです。21才の時の金髪先生きっかけのファンです。一児の母となった今も、ドリアン先生の力のある言葉に救われて生きています。

老子を近く、深く知ることができたのも、前回の著書とTV放送があったおかげです。

私も水のようにしなやかでいて、そして バカボンのパパみたく バカや弱さを貫いて これでいいのだ!って言えたらいいなと思ってます^ - ^

買ってきました

こんばんは。

今日書店で、バカボンの本と「多摩川物語」買ってきました。
帰りの電車の中で読みふけっていたら、一駅乗り過ごしてしまい、歩いて帰りました。
これからは安心して世間から外れて、ブレブレのまま生きていこうと思いました。
(久しぶりに大槻ケンヂの歌を聞き返しました。)

「多摩川物語」の最後の詩も素敵でした。

これでいいのだ!

お待ちしておりました。
読ませていただきました。
何回も何回も読みまくりたいです♪

こんにちは

中学生の時、正義のラジオジャンベルジャン?というラジオを聴いて偽善的な番組でなんかいやだなと思っていましたが、バカボンのパパと読む老子を読んで著者のファンになりました。凄くわかりやすいです、ありがとうございます。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

近刊
「寂しさから290円儲ける方法」(産業編集センター)
(2023年5月23日刊行予定)
「動物哲学物語」(集英社)
(2023年10月26日刊行予定)
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