台北のハンセン病療養所「楽生院」に行ってきました。

Peace Boat の皆さんと、台北のハンセン病療養所「楽生院」に行ってきました。
地下鉄の操車場をつくる工事のために、半分取り壊されてしまった療養所です。
日本統治下に於ける負の遺産(絶対隔離を強要したという意味で)であると同時に
快復者のみなさんにとっては今も住処である場所です。
これを壊すな、なかったことにするな、という市民運動、学生運動の高まりとともに保存が決定。
壊してしまった病棟も今から再建築するそうです。
写真中央は、張さん。
国民党軍が台湾住民を虐殺した2・28事件のときに台湾側の兵士だったという張さん。
ガンの手術から2ヶ月しかたっていないということでしたが、
流暢な日本語も含め、たいへんお元気でいらっしゃいました。
みなさんへひとこと
「病気で腸を半分切りましたが、ご覧のように元気です。百まで生きるつもりでいます。みなさんもどうぞ長生きをしてください」
楽生院の入所者のみなさんだけではなく、出会った台湾の人たちはみな穏やかで、笑顔がすてきだったなあ。
台湾は、行く度に好きになります。