関西弁vs東北弁

4月22日の「ぎょぎょ! 土地ことばが詩になるの?」
ぎょぎょ! お客さんの予約がほとんど入ってないぞ!
というわけで、少し宣伝させて下さい。
この日は、桐生生まれで東北弁修行中の詩人、新井高子さんと
「土地ことばって何だろう?」をテーマに作品朗読とトークをします。
ボクは少年時代にひたった関西弁(神戸弁?)で、
なにかみずみずしいものができればと思っています。
絶対やろうと思っているのが、
1)関西ヤクザが詩人だったら/抗争編
2)アルチュール・ランボーの長編詩「Le Bateau Ivre(酔いどれ船)」の関西弁訳
などです。
ちなみに、ランボーの短い作品もこんなふうになります。
Sensation
Par les soirs bleus d’été, j’irai dans les sentiers,
Picoté par les blés, fouler l’herbe menue :
Rêveur, j’en sentirai la fraîcheur à mes pieds.
Je laisserai le vent baigner ma tête nue.
Je ne parlerai pas, je ne penserai rien :
Mais l’amour infini me montera dans l’âme,
Et j’irai loin, bien loin, comme un bohémien,
Par la Nature, –– heureus comme avec une femme.
感じるねん
夏の蒼い夕暮れは、ボク、あぜ道を歩くねん。
細かな草を踏むやろう。麦がちくちくちくちくしよんねん。
夢見るようや。一歩ずつ、みずみずしい感じやん。
すっぽんぽんのボクの頭、風にさらしたままでな。
なんも話さへん。なんも考えへん。
そやけど、無限の愛がボクの胸に湧きあがるねん。
遠くへ、ものごっつう遠くへ行ったろう。
さすらいさんみたいに。
本能に導かれて−−−ボク、しあわせや。おんなとおるみたいに。
4月22日(金)午後7時より
青山スパイラルビル9Fのスパイラルルームです。
(東京都港区南青山5-6-23)
予約:info@oblaat.jp
少年時代につかっていた言語と、
その頃につちかった感覚との間には、不可分な関係があるような気がします。
ボクたちは標準語だけではなく、もっと豊富な言語の森から
「Sensation」の鮮やかな蝶たちを飛ばしてもいいのかもしれません。