fc2ブログ

車椅子の行政書士に!

鬼怒川の氾濫により、茨城県常総市の被害がたいへんなことになっています。
車椅子の行政書士、古性(ふるしょう)隆さんの自宅・事務所も浸水してしまいました。
できればここで、みなさんのお力を借りられればと思います。

古性さんは業務中に脊椎を損傷し、半身不随の身となった人です。
幼い子が二人いて、新築の家のローンがそのまま残っている、という状況での事故でした。
職を失い、手続き上のミスから労災も降りなかった古性さんは、
なんども一家心中を考えたといいます。
でも、お子さん二人の笑顔に励まされ、一念発起。
車椅子の行政書士として再起され、常総市を舞台に働かれていました。

ボクとギタリストのMITSUくんは、
NHKの番組を通じて古性さんと知り合い、「夜明けの唄」という曲をつくりました。
(こういう唄です。聴いて下さい)
http://www.yourepeat.com/watch/?v=H2eDwVlItCc

幼かったお子さんも、今それぞれ大学生、高校生になられ、
経済的にもたいへん負担のかかる時期です。
浸水してしまった御自宅では仕事の再開もなかなか困難でしょう。

勝手ではありますが、
できれば古性さんに、わずかばかりでも送るものがあればと思います。
そこで、考えました。
まだボクのアトリエには、「夜明けの唄」を含む全16曲入りのアルバム
『アルルカン洋菓子店 星屑通りで店開き』の在庫があります。
これ、定価の2千円で買ってもらえませんか?
(自画自賛ですが、良いアルバムです。Amazonでも高評価です)

さきほどMITSUくんと話したのですが、もちろんボクらは1円もいただきません。
売上の全額とみなさんのお名前を、車椅子の行政書士、古性隆さんにお渡しします。

常総市全体が困っているときに、一家族のみに向けてエイドを行うのはどうか?
という御意見は当然あるでしょう。
しかし、障碍のある方など、
常総市の困っている人をふだん助けているのは古性さんであることを考えても、
まずは古性さんに元気になっていただくことが必要です。
また、常総市の細部を何でも知っているのは古性さんですから、
お金の配分についても良い知恵を働かせてもらえると思います。

そういうわけで、「夜明けの唄」の入ったアルバムを買って下さい。
定価の2千円のみでけっこうです。(みなさんへのCD送付料金はボクが払います)
「よし、乗った!」という方、お名前、ご住所、電話番号をメールで送っていただけますか。
アルバムと郵便局の振込表を同封して送ります。あとはアルバムを聴きながら、近所の郵便局で降込んでもらえればいいだけです。(振込手数料がかかってしまいますが)

ボクのメールアドレス  tetsuya@oasis.ocn.ne.jp


まずは2週間、売上をプールし、古性さんに渡しに行きたいと思います。

「夜明けの唄」(作詞 ドリアン助川 作曲 MITSU)

明けない夜はないと言うけれど 闇しか見えない夜がありました
あなたたちの手を引いて一緒に歩けなくて とても辛くて眠れませんでした
でも息子よ 君は笑っている 
でも娘よ あなたはピアノで弾いてくれる 滅ばない希望の唄を
仄かな光に手を差し出そう 季節の風をただ受け止めよう
輪を動かしてぼくは進もう 道が続く限り どこまでも行こう

奪われたリズムは二度と戻らずに 時には癇癪を起こしたくなりました
なぜ 自分だけがこんな思いを 神様これがぼくの人生ですか
でも息子よ 君は唄っている
でも娘よ あなたは手紙を書いてくれた 何よりもぼくを信じていると

輪を動かしてぼくは進もう 新たなリズムをぼくが刻もう
輪を動かしてぼくは進もう 地球も回して夜を明けさせよう
その時みんなで手をつなぎはしゃいで 透明に輝く朝焼けを並んで見よう

コメントの投稿

非公開コメント

古性さま。

安否が気になり、わかば司法書士で検索しましたが出てきませんでした。
行政書士だったのですね。
協力をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

(^o^) 喜んで!

ただいまメールしました。よろしくお願いいたします。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

近刊
「寂しさから290円儲ける方法」(産業編集センター)
(2023年5月23日刊行予定)
「動物哲学物語」(集英社)
(2023年10月26日刊行予定)
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ