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川崎ロケ『明けきらぬ天使』

「檸檬酒(Lemoncello)」の3人、
今回は初の川崎ロケです。
曲は「明けきらぬ天使」。



もともとこの曲は、長時間労働と薄給に喘ぐ若いアニメーター達に向けて作ったもので、
2007年にNHKの番組でオンエアされました。その時の相棒が、ギタリストMitsuです。
彼と二人で「アルルカン洋菓子店」という音楽道化師のユニットを作り、全国を行脚しました。

2013年からはピクルス田村くんが加入。
そして一昨年より、三咲順子さんが入り、「檸檬酒」となったわけです。

この歌の元のタイトルは、「上板橋・天使の詩」といいます。
でも、長く歌っているうちに、アニメーターや上板橋だけではなく、
今を耐え忍んでいる全てのクリエーターに向けた歌だと気付きました。

よって、曲名を「明けきらぬ天使」と変えます。
今後のライブでも歌い続けていきますね。

「明けきらぬ天使」
https://youtu.be/byxiesB6k4Q

もう一つ新連載!

もう一つ新連載のお知らせです。
今日から、『旅ブックスMAGAZINE 』のサイトで、
ボクの新しい短編集『寂しさから290円儲ける方法』がスタートします。

ウェブ上での公開ですので、誰でもいつでも無料で読めます。
月一回更新していきます。

ちょっとした気分転換のためにも、読んでいただけると嬉しいです。
作り方を紹介する料理はおいしいものばかりですよ。

『寂しさから290円儲ける方法』
https://note.com/monvoyage/n/n6ced8252ed1e

ついに夢の連載が

クマ少年版画

長く育ててきた夢がひとつ叶いました。
『青春と読書』(集英社)4月号(3月20日発売)より、『動物哲学童話』の連載が始まります。動物の生態と哲学者の思想の一端をマッチングさせ、童話スタイルの新たな文芸世界を開拓していきたいと思っています。

挿画は、版画家の溝上幾久子さん。
ご覧いただいている突き抜けた作品が、第1話『クマ少年と眼差し』の銅版画です。

溝上さんとはここ数年、ずっとアイデアを練ってきました。世界の動物たちと哲学者を掛け合わせ、少し深みのある面白い物語を共に届けていければと思っています。

それぞれの物語のベースとなる哲学者については、単行本となった際にあとがきで紹介する予定ですが、第1話のみ明かしますと、「見るものは、見られている」という重なり合う存在概念のジッドゥ・クリシュナムルティが隠し味として入っています。

定価91円のPR誌ゆえ、発売日には売り切れてしまうことが多い文芸誌です。興味がある方は、できればお早めにお求めください。

『新宿の猫』、ドイツでの刊行です。

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おかげさまで、『新宿の猫』がドイツで刊行されました。
どんな読者が読んでくださるのだろう。
旅ができるようになったら、ドイツの出版社や読者の皆さんに会いに行きたいです。

また、今日、『夕焼けポスト』のタイ語での刊行も決まりました。
『あん』は、ハンガリーに続き、15言語目として、インドネシア語での発刊が決定しました。

読者が世界で増えていくこと。作家として、こんなに嬉しいことはありません。
編集者、翻訳家、世界の読者の皆さんに心から感謝いたします。
コロナが沈静化したら、まず翻訳をしてくださった皆さんと飲みたいです。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

近刊
「寂しさから290円儲ける方法」(産業編集センター)
(2023年5月23日刊行予定)
「動物哲学物語」(集英社)
(2023年10月26日刊行予定)
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