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友が旅立ちました。

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愛する友人、映画監督の宇井孝司さんが今日、旅立ちました。3日前、病院のICUで会ったときには、すでに意識がありませんでした。心筋梗塞だったそうです。

彼は、ボクの『カラスとジョンソン』をなんとかアニメーション映画にしてくれようと、台本を書いてくれていた最中だったのです。一ヶ月前にいっしょに飲んだばかりです。資金が集まらなかったら、せめて音楽劇にしようね、フランスにも行こうねと約束をしたのに。

一つ年上の、本当に気持ちの良い友でした。代表作はなんだろう。アニメ映画『ゼノ かぎりなき愛に』かな。テレビ放映の『ジャングル大帝』(新バージョン)でも監督をされています。原発と闘うレオなんて、彼らしい発想です。

病院に詰めかけていた宇井さんのご家族や、ご友人のみなさんの今の気持ちを考えます。

とても哀しいですが、でも、これが宇井さんの天寿だったのだと思います。彼はやりきったのだと思います。『カラスのジョンソン』の音楽劇は、宇井さんの親友の声楽家や音楽家、そしてボクが引き継ぎます。だから、宇井さん、安心して故郷に戻って下さい。青空に光る雲となって、慈雨を降らせて下さい。そしてまた、産声をあげればよいのです。

宇井さん、『新宿の猫』の刊行ライブのとき、寒いなか、新宿までやってきてくれて、ありがとう。思い出は限りなく、今も目の前で輝いているよ。
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2019年1月12日(土)
新刊ゆっくりサイン会
飛鳥書店
1月19日(土)
シリアを撮った写真家と対談
馬喰町ART+EAT
近刊
「カラスのジョンソン」(ポプラ文庫)
「星の王子さま」(皓星社)
「バカボンのパパと読む老子」(角川文庫)
「バカボンのパパと読む老子 実践編」(角川文庫)
「海の子」(ポプラ文庫)
「ピンザの島」(ポプラ文庫)
「坂道 〜Les Pentes〜」(ポニーキャニオン)
「あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル」(新潮社)
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