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友だちの本の紹介

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若い友だちの本を紹介します。
『それでも人を信じた猫 黒猫みつきの180日』(咲セリ著・角川書店)

みつきと名付けられたこの子は、おそらくは人間による虐待から大けがをした盲目の猫です。この子が旅立つまでの半年間をいっしょに過ごしたセリさんと旦那さんの心の記録と写真によって構成された本です。

目が見えず、快復が難しい傷を負ったみつきにセリさんと旦那さんが望むこと。それは、特別なことではありません。
そのままでいい・・・そのままそこにいて、生きていてくれたら、という願いです。

みつきとの関係のなかで、自分たちも実はそうではないのかとセリさんは気づきます。自分たち夫婦も「そのままでいいから」とささやかれているような気持ちになってくるのです。

難しいことはなにも書かれていません。ハンディキャップを山のように背負ってしまった一匹の猫と、若いご夫婦の心の交流です。でも、ボクたちがつい忘れがちなことがここにはあるような気がします。

実は、数ヶ月前にいただいた本だったのですが、ボクも猫が登場する小説を書きかけだったので、それを仕上げたらいっしょに歩いていこうと思っていました。ボクの猫小説もなんとか形になりそうですので、みつきを紹介させてもらいました。
セリさん、ありがとう。
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2018年12月4日(火)
ディナーショー
麹町「晴ればーる」(完売しました)
12月22日(土)
ワンマンライブ
Eggman Tokyo east
近刊
「カラスのジョンソン」(ポプラ文庫)
「星の王子さま」(皓星社)
「バカボンのパパと読む老子」(角川文庫)
「バカボンのパパと読む老子 実践編」(角川文庫)
「海の子」(ポプラ文庫)
「ピンザの島」(ポプラ文庫)
「坂道 〜Les Pentes〜」(ポニーキャニオン)
「あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル」(新潮社)
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