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ラジオ復帰、しかし・・・

150203撮影 ドリアン助川 OKカット

 一部報道があったことで、ラジオへの復帰を喜んで下さる声が多数届いています。
 ありがとうございます。
 

 ただ、「ジャンベルジャン」復活、と勘違いされている方が多く、
 それは違うよ〜と、ここでお伝えしなければなりません。
 15年ぶりのニッポン放送、今回は人生相談の回答者ではなく、どちらかといえば進行役なのです。
 
 寄せられる悩みに対してボクが何か答えるわけではなく、
どういう悩みなのかを「聞く」役回り。
 悩みに対して直接答えるのは弁護士や医師の先生で、
ボクではありません。


 期待されていたみなさんにとっては、どうして? という立場での仕事です。
 
 でも、ボクはステージや講演と同じで、
望んでくれる人がいるところには、体と心を運びます。
 
 「聞く」という行為にも「あん」を読んで下さった方ならわかると思いますが、
 
 大きな意味を感じています。

 それにしても、「ジャンベルジャン」、朝日新聞(13年も続いた)と産經新聞の人生相談、毎日コミュニケーションズのネット(8年続いた)、オーストラリアの日系誌などをあわせると、3000人以上もの苦悩を受け止めてきたことになります。なんなんでしょう、この人生。

 この山を越えると、風景はどう変わるのだろう。
 奥の細道を自転車で行脚したときもそうでしたが、
 人生そのものも、予期せぬ進み方をするものですね。


プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2021年12月
24日&25日
『新宿の猫』
菊川なぁ〜じゅ
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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