ブログを始めます。

今日からは、ここで日々のできごとをつづっていこうと思います。
現実のできごともあれば、心象に吹く一陣の風を記すこともあります。
昨夜少し飲み過ぎたため、午前中はほぼ夢のなかにいました。
アトリエに向けて歩きだしたのは昼過ぎ。
すると、道端の茂みの上でゆったりと羽撃いている蝶を見つけました。
優雅な姿でした。
アゲハ蝶ほどの大きさで、翅のゴマダラ模様と後部の赤が印象的です。
蝶なりの情欲を感じさせる赤です。
どこから来たの? 君、なにもの?
i-phoneで撮り、アトリエについてからこの子の名前を探しにかかりました。
ネット上で紹介されている蝶の写真を相当数見ましたよ。
どうやら、アカボシゴマダラ、という蝶のようです。
元は大陸の蝶。日本には奄美大島に亜種が存在するのみだったらしいのですが、
マニアがゲリラ的に放ったものが関東一円でも繁殖し、
今ではそう珍しくない蝶だそうです。
在来種を駆逐する可能性があるのではないか、ということで、
あまり喜ばれてはいない蝶でもあるそうです。
でも、8月の終わりの光を浴びつつ、ふわりと降り立ったこの子には、
自分がなぜここに存在するのかということは、
意識のはるか外にある問題ですよね。
これから産卵するのかな。
少なくともボクの心は、このアカボシゴマダラさんによって、
ほんのりとした色彩を得ました。