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もう一つ新連載!

もう一つ新連載のお知らせです。
今日から、『旅ブックスMAGAZINE 』のサイトで、
ボクの新しい短編集『寂しさから290円儲ける方法』がスタートします。

ウェブ上での公開ですので、誰でもいつでも無料で読めます。
月一回更新していきます。

ちょっとした気分転換のためにも、読んでいただけると嬉しいです。
作り方を紹介する料理はおいしいものばかりですよ。

『寂しさから290円儲ける方法』
https://note.com/monvoyage/n/n6ced8252ed1e

ついに夢の連載が

クマ少年版画

長く育ててきた夢がひとつ叶いました。
『青春と読書』(集英社)4月号(3月20日発売)より、『動物哲学童話』の連載が始まります。動物の生態と哲学者の思想の一端をマッチングさせ、童話スタイルの新たな文芸世界を開拓していきたいと思っています。

挿画は、版画家の溝上幾久子さん。
ご覧いただいている突き抜けた作品が、第1話『クマ少年と眼差し』の銅版画です。

溝上さんとはここ数年、ずっとアイデアを練ってきました。世界の動物たちと哲学者を掛け合わせ、少し深みのある面白い物語を共に届けていければと思っています。

それぞれの物語のベースとなる哲学者については、単行本となった際にあとがきで紹介する予定ですが、第1話のみ明かしますと、「見るものは、見られている」という重なり合う存在概念のジッドゥ・クリシュナムルティが隠し味として入っています。

定価91円のPR誌ゆえ、発売日には売り切れてしまうことが多い文芸誌です。興味がある方は、できればお早めにお求めください。

『新宿の猫』、ドイツでの刊行です。

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おかげさまで、『新宿の猫』がドイツで刊行されました。
どんな読者が読んでくださるのだろう。
旅ができるようになったら、ドイツの出版社や読者の皆さんに会いに行きたいです。

また、今日、『夕焼けポスト』のタイ語での刊行も決まりました。
『あん』は、ハンガリーに続き、15言語目として、インドネシア語での発刊が決定しました。

読者が世界で増えていくこと。作家として、こんなに嬉しいことはありません。
編集者、翻訳家、世界の読者の皆さんに心から感謝いたします。
コロナが沈静化したら、まず翻訳をしてくださった皆さんと飲みたいです。

絶版となっていた2冊の本がよみがえりました。

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 絶版となっていたボクの本が2冊、今日、電子書籍としてよみがえりました。双方ともに、「明川哲也」という別のペンネームで書いたもので、刊行は10年以上前になります。

『ジョンを背負って7000メートル』
 これは、実体験が元になっている小説です。1990年12月8日、テレビ朝日でジョン・レノンの追悼特番を作りました。構成作家として関わった番組です。スタジオセットとして、ボクの体がすっかり隠れてしまうほどの巨大なジョンの写真パネルを製作したのですが、放送終了後に廃棄処分されると聞き、12月9日、たった一人で(しかも素手で)、このパネルを六本木から新宿ゴールデン街まで徒歩で運びました。ゴールデン街のある店が、雨漏り対策として店の天井にしたいと言ってくれたからです。

 いや〜、これが大変な旅になりました。なんと、途中で木枯らし1号が吹き出し、手は血だらけです。しかも、ヤクザに蹴られ、7時間かけて新宿に辿り着いたらいきなりの雨です。紙の写真なのに!

 その過酷な旅のあれこれを柱に、生きることを巡る男女の切ない恋の物語を書きました。他にも『ナッツ』(新宿のデブ専風俗で働く女性と、なかなか困窮状態から這い上がれない男の爽やかな青春小説)など、計3話で1冊の本となっています。
 電子版の表紙は、2015年にマルセイユを訪れた際撮ったものです。長い階段を上っていくような我らの日々に乾杯。
『ジョンを背負って7000メートル』 https://bookwalker.jp/de011b46e1-f1f8-4186-a4ea-d74763548b5c/


 『星の降る町 六甲山の奇跡』
 兵庫県芦屋市を舞台に、万引き癖のある少年と、老ケーキ職人のちょっと変わった交流を書きました。当初は、日本版の『ライ麦畑でつかまえて』を書こうなどという野心があったのですが、あんな性格のわるい少年は書き切ることができず、気づけば、「イマジネーションとはなんぞや?」をお題としたファンタジー小説が生まれていました。

 ただ、背景にあるのは阪神大空襲です。子供を失い、ケーキを作り続けた職人の人生です。ケーキがたくさん出てくるけれど、甘いだけの話ではないよ。

 電子版の表紙のこのオブジェは、ピーナッツを12色のアクリル絵の具で彩色したものです。気が遠くなりそうな作業でしたが、ボクはこのカラフルナッツを気に入っています。
『星の降る町 六甲山の奇跡』 https://bookwalker.jp/de9e8eae91-c1b6-40f0-bd61-138d55411481/

ついに大陸で刊行!

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豪雨の深刻な被害と今後のコロナ禍。
他国との関係も含めて、あまり良いニュースがありません。
しかし、それでも表現は伝わっていきます。
映画の上映がなかった中国本土とスラブ語の世界(刊行はブルガリア)で、
ついに小説『あん』が発売となりました。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2020年12月24日と25日
菊川の「なーじゅ」で
昼夜2公演の
歌謡ショーをやります
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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