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高校の国語の教科書 掲載





高校教科書

新指導要領により、高校の国語教育の現場から文学や詩歌が失われる方向にあると聞き、数年前から「それは良くないのではありませんかキャンペーン」を文科省に対して行ってきました。

そうしたら、その新しくなった国語教育の教科書の一冊『新編 言語文化』(大修館書店版)の巻頭として、私の著書『プチ革命 言葉の森を育てよう』(岩波ジュニア新書)が収録されているではないですか。

喧嘩していた相手と初めて飲んだら、けっこう気があっちゃったみたいな、嬉しく、恥ずかしく、面はゆい感じです。この教科書自体は、むしろ文芸作品はてんこ盛りで、古文も漢文も含まれていて、眺めながら一升飲めるほど充実の一冊です。
共通テストの監督経験から言うと、むしろ今年の英語試験の変革の方がびっくりしちゃったかな。


卒業式

2021年度卒業式(祝勝)

3月19日、明治学院大学国際学部の卒業式が行われました。
助川ゼミの4年生たちも笑顔で巣立ちます。
一人一人が、味わい深い人生を創造できますように。
卒業、おめでとう。

ウクライナ情勢

希林さんウクライナ

平和とは、そんなに難しいものだろうか。
いったい、だれが難しくしているのだろう。

クリミア半島が併合されて、ウクライナ東部が戦闘状態になった時、ウクライナの国際映画祭に『あん』が招待されました。ボクたちは参加を止められましたが、希林さんから「そんな場所だからこそ、行ってあげたいのよね」と電話をもらいました。結局、映画『あん』を代表して、希林さんと二人で、イスタンブール経由でウクライナに入りました。

映画は翻訳されていて、でも、いざ対面になると、お互いに言葉はよくわからなかったけれど、『あん』を観たウクライナの人々が次々に希林さんに抱きついてきました。希林さんも、みんなを抱きしめていました。

人間はそれができるのに。
ボクたちは、本当は手を取り合えるはずなのに。

新春おめでとうございます。

見知らぬミニ

新春あけましておめでとうございます。
この新しい年もきっと、晴れたり曇ったり、雨が降ったり風が吹いたり、地面が揺れたり、
寝たり起きたり、ビールを飲んだり、野良猫と出会ったりするでしょう。

でも、どんな気分のときも、
唇に歌を、心に太陽を、耳には小鳥のさえずりを、目には銀河の輝きを。

絵は、『見知らぬ友』(マルセロ・ビルマヘール、宇野和美訳、福音館書店)のオーガフミヒロさんによる装画です。

何があっても、この不思議な少年のような感じで歩いて行きましょう。

今年一年ありがとうございました。

みなさん、今年一年のお付き合いをありがとうございました。年の瀬をいかがお過ごしですか。

今年は、版画家の溝上幾久子さんと組み、長年の夢であった『動物哲学童話』(集英社月刊誌『青春と読書』)の連載を始めることができました。童話の体裁ですが、内容は大人向けですので、本になるときは『憧話』という新しい言葉で世に送り出したいと思っています。日本編はこの『アホウドリ』で終わり、新年2月号からは南米編のスタートとなります。

また海外に於いては、『あん』がフィンランドで刊行されました。イタリアでは改訂版が出ました。他に、インドネシア、ハンガリー、ポルトガル語での刊行がきまり、これで『あん』は16言語となります。

『新宿の猫』は、台湾とタイで刊行されました。ヨーロッパではドイツに続き、イタリアとフランスで出ます。これで5言語です。

そして国内では、『線量計と奥の細道』(集英社文庫)、『新宿の猫』(ポプラ文庫)の2冊を出すことができました。
ウェブ小説では、引き続き『寂しさから290円儲ける方法』を続けていきます。

『檸檬酒(リモンチェッロ)』(三咲順子、ピクルス田村、ドリアン助川)のライブは、おかげさまで、名古屋、静岡、鎌倉、東京の4カ所で行うことができました。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

講演も、埼玉三芳町、刈谷市、福岡弁護士会、いわき市、昭島市、練馬区立谷原中学校、横浜市立豊田中学校、宮崎市、杏林大学医学部、有田市、出雲市、旭川市、瑞穂市、京都市立紫野高校、津山市、明治学院東村山高校、東大阪市、下関市、阿南市、白百合女子大、尼崎市、大牟田市、小布施町で行うことができました。みなさん、ありがとうございました。
この年末年始は、26本の書きかけの卒論を抱え、26人のゼミ生とともに1パラグラフごとじりじりと進んでいく時間になりそうです。大学教員にはお正月はないのだということを実感しております。

忙しく過ぎていった一年でした。やるべきことがやれていない一年でもありました。ボクも来年でいよいよ還暦ですので、自分のやるべきことときちんと向かい合っていきたいと思います。みなさん、健康に留意され、良い年を迎えてください。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2021年12月
24日&25日
『新宿の猫』
菊川なぁ〜じゅ
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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