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樹木希林さん

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もうニュースとして流れ始めたようなので、お伝えします。
樹木希林さんが昨日朝、亡くなられました。
ご家族の意向があり、伏せてまいりましたが、昨夜は一睡もすることができませんでした。
泣き切りました。

映画『あん』の徳江役を全身全霊で生きて下さり、
また世界中いろいろな場所にいっしょに旅をしていただいたこと、
生涯忘れません。
希林さん、ありがとうございました。

「次の本も楽しみだね」
「トマトの冒険、成功しなさいよ」
と言って下さったこと。それらの言葉を胸に秘め、道を歩んでいきます。

素晴らしき書評をいただく!

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一生ものの書評をいただきました。

本日発売の週刊朝日(9月7日号)にて、詩人の管啓次郎さんが、『線量計と奥の細道』(幻戯書房)について書いて下さっています。

ボクは今朝読ませていただき、米国のある新聞で見つけた一行を思い出しました。ラジオすらなかった時代の、ランプのもとでの人々の会話について考察されたものです。

『言葉とは本来、
 語り合う相手へのプレゼントでもあったのだ』

管さんが今回の書評のラスト5行で書いて下さったことは、
言葉と連なる大地として、意識と行動の発芽の力をボクに与え続けてくれます。

ありがたいです。

一昨日は中日新聞(東京新聞)にて、岡本啓さんから的確に、鮮烈に、そして親しみをもって評していただき、その前は毎日新聞にて、池内紀さんから大なるエールを送っていただきました。

もったいない現象が続いています。
みなさん、ありがとうございます。

世界の村のどえらいさん

明日(7月23日)の夜10時から、
関西テレビ系(フジテレビ系)の『世界の村のどえらいさん』という番組で、
拙著が紹介されるそうです。

詳しいことはボクもよくわからないのですが、
この時間にテレビを観てもいいよ〜という方、
おやすみの前にちらりとご覧下さいな。
ボクも観ます。

手塚治虫さん

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手塚治虫さん、この11月で生誕90年になるんですね。

底知れぬイマジネーションを生きた手塚治虫さんです。
憲法だからと、そこに縛られて手塚さんが漫画を描いたわけではないと思います。

でも、少年期の大半を戦争下の大阪で過ごした手塚さんです。
おびただしい死や暴虐の目撃者として、
また体験者としてペン先が描き出そうとしたものは、
結果的に、9条が訴える戦争放棄の精神と重なり合うのだと思います。

ただ、手塚さんは、それが平和を唱えるものであれ、
国家がこうあるべきだから、人間もこうあるべきだという感覚では作品を描きません。
物語の中心にいつもあるのは、
一人の人間の(あるいはひとつの命の)精一杯の生であり、その輝きと影です。

ボクのような作家もまったく同じです。
描きたいのは生きている人間の姿であり、
社会や国家は、その向こうにうっすらと浮かび上がってくる霧のようなものです。
その霧のようなものから公式を導き、人を規定しようとは思いません。
歴史を振り返れば、過ちはいつもそこから起きているからです。

手塚さんの実体験がもとになった『紙の砦』と、この本で久々に出会いました。
この作品を初めて読んだ頃を思い出し、過ぎ去った陽射しの量を思いました。
他にも懐かしい作品が複数収録されています。

手塚さんの乱暴者の友人だった明石が、手塚さんが描いた女の子の紙を腹に巻いて特攻出撃する作品。
タイトルは忘れちゃったけれど、あれも収録してくれていたら良かったなあと思いました。

手塚さん、今ご存命なら89歳なのですね。
もし今いらっしゃったら、どんな作品を描かれたのでしょう。
そんなことも想像してみました。
そして、それはボクらがやるべきじゃないのかと、当たり前のことも考えました。

各作品の解説は、「九条の会」の小森陽一さん。
巻末には、小学館の手塚番だった野上暁さんのエッセイも収められています。

仕事場でずーっと漫画を描き続けていたのに、なぜ手塚さんは世界情勢と世間の空気に敏感だったのか。
その秘密が書かれています。

朗読者としての決意。

大水の被害にあった街の本屋さんは、在庫をすべて失くしましたね。
どれだけ悔しかっただろう。

被災にあわれたみなさんすべてに対し、
早く穏やかな生活が戻りますようにと、
ボクなりの祈りがあります。

でも、祈りの先にも進むべきだと思うのです。

今回のことで、この十年で半減してしまった街の本屋さんの苦境を考えました。
被災地については迷惑にならないという最低限の思慮を持たなければなりませんが・・・

朗読という手段をもって、
どこであろうと街の本屋さんを盛り上げて行きたいと思います。
日本中、どこにでも行きます。
うちでやってよ! という本屋さん、一緒にやろうという作家、詩人のみなさん、
ひとつずつの文字から心ある謀反を起こしませんか。

たった数人しか入れない書店でも、
空虚な政治的言葉ではなく、
ボクらの生命たる言葉をもって、
お客さんとともに時間を再創生しませんか。

もちろん、ボク一人でもやれることはやります。
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2018年9月29日(土)
朗読部ライブ
Eggman Tokyo East
近刊
「カラスのジョンソン」(ポプラ文庫)
「星の王子さま」(皓星社)
「バカボンのパパと読む老子」(角川文庫)
「バカボンのパパと読む老子 実践編」(角川文庫)
「海の子」(ポプラ文庫)
「ピンザの島」(ポプラ文庫)
「坂道 〜Les Pentes〜」(ポニーキャニオン)
「あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル」(新潮社)
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