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新春おめでとうございます。

見知らぬミニ

新春あけましておめでとうございます。
この新しい年もきっと、晴れたり曇ったり、雨が降ったり風が吹いたり、地面が揺れたり、
寝たり起きたり、ビールを飲んだり、野良猫と出会ったりするでしょう。

でも、どんな気分のときも、
唇に歌を、心に太陽を、耳には小鳥のさえずりを、目には銀河の輝きを。

絵は、『見知らぬ友』(マルセロ・ビルマヘール、宇野和美訳、福音館書店)のオーガフミヒロさんによる装画です。

何があっても、この不思議な少年のような感じで歩いて行きましょう。

今年一年ありがとうございました。

みなさん、今年一年のお付き合いをありがとうございました。年の瀬をいかがお過ごしですか。

今年は、版画家の溝上幾久子さんと組み、長年の夢であった『動物哲学童話』(集英社月刊誌『青春と読書』)の連載を始めることができました。童話の体裁ですが、内容は大人向けですので、本になるときは『憧話』という新しい言葉で世に送り出したいと思っています。日本編はこの『アホウドリ』で終わり、新年2月号からは南米編のスタートとなります。

また海外に於いては、『あん』がフィンランドで刊行されました。イタリアでは改訂版が出ました。他に、インドネシア、ハンガリー、ポルトガル語での刊行がきまり、これで『あん』は16言語となります。

『新宿の猫』は、台湾とタイで刊行されました。ヨーロッパではドイツに続き、イタリアとフランスで出ます。これで5言語です。

そして国内では、『線量計と奥の細道』(集英社文庫)、『新宿の猫』(ポプラ文庫)の2冊を出すことができました。
ウェブ小説では、引き続き『寂しさから290円儲ける方法』を続けていきます。

『檸檬酒(リモンチェッロ)』(三咲順子、ピクルス田村、ドリアン助川)のライブは、おかげさまで、名古屋、静岡、鎌倉、東京の4カ所で行うことができました。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

講演も、埼玉三芳町、刈谷市、福岡弁護士会、いわき市、昭島市、練馬区立谷原中学校、横浜市立豊田中学校、宮崎市、杏林大学医学部、有田市、出雲市、旭川市、瑞穂市、京都市立紫野高校、津山市、明治学院東村山高校、東大阪市、下関市、阿南市、白百合女子大、尼崎市、大牟田市、小布施町で行うことができました。みなさん、ありがとうございました。
この年末年始は、26本の書きかけの卒論を抱え、26人のゼミ生とともに1パラグラフごとじりじりと進んでいく時間になりそうです。大学教員にはお正月はないのだということを実感しております。

忙しく過ぎていった一年でした。やるべきことがやれていない一年でもありました。ボクも来年でいよいよ還暦ですので、自分のやるべきことときちんと向かい合っていきたいと思います。みなさん、健康に留意され、良い年を迎えてください。

東京装画賞

装画(本の表紙絵)のコンテストに『東京装画賞』があります。
今年の課題図書は文芸部門が『あん』、
児童書部門が宮澤賢治の『よだかの星』となりました。
すでに刊行されている『あん』の表紙絵(木内達朗さん画)にはとらわれず、自由な発想で描いてください、とのことです。
絵を仕事にしてみたい方、挑戦されてみてはいかがでしょう。

http://souga.tokyo

あのポニキャンが

かつて「叫ぶ詩人の会」時代にお世話になったポニーキャニオンさんに
「地方創生部署」ができました。できたてのHPにコラムを2本書きました。
1本目は三宅島のトマトです。

もしよろしかったら、ご一読を!


https://local.ponycanyon.co.jp/column/

パレスチナの状況について

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イスラエルのガザ攻撃が報道されると、「宗教は争いごとばかり生む」という論調で語る人がいます。もちろん、宗教が戦争の火種になることはあるのですが、パレスチナで起きている悲劇はまったく原因が異なります。

もともとそこに住んでいた人々を排除しようとする、イスラエル建国(1948)以来の、徹底的な弾圧と占領です。ガザとヨルダン川西岸の二つの地区に追い込まれたパレスチナの人々は、鉄条網に囲まれ、24時間監視され、家屋やビルを破壊され、移動も制限されています。それこそ、ユダヤ人がゲットーで経験したことをこの70年味わい続けてきたのです。(正確に言うならば、ホロコーストで辛酸を舐めたヨーロッパのユダヤ人と、イスラエルを建国したシオニストたちは重なりません。そもそも、ユダヤ教を信心するのがユダヤ人であり、人種ではないのです)

ハマスがロケット攻撃を行うのは、認められたことではありません。しかし、そこまでパレスチナの人々を追いこんだのはいったいだれなのか? 

パレスチナで何が起きているのか?
わかりやすい入門書として、また問題を包括的に捉える目を養うためにも、この本が最適の一冊です。オススメです。
『ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち』
(高橋真樹著 現代書館)

イスラエルを支えるアメリカのロビーストたちは何を考えているのか? 日本に住む我々にできることはないのか? 地球規模でこの問題を考えさせてくれる良書です。
プロフィール
作家・歌手・明治学院大学国際学部教授

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2021年12月
24日&25日
『新宿の猫』
菊川なぁ〜じゅ
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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