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千絵さんもすごい!

千絵ちゃんブログ

そして1月17日は、中島千絵さんのアルバム『One Thousand Pictures』のリリースコンサートに行ってきました。(@代々木上原 MUSICASA)

千絵さんは東京芸大の作曲家を卒業なさっていますが、ジャンルや型にはいっさいはまらないパフォーマーであり、縁の下の力持ちとしてたくさんの表現者たちを支え続けてきた義理と人情と芸術の作曲家でもあります。そういえば、つつじヶ丘の「くしのはな」にも来てくれましたよぅ。

ボクの大好きなスペイン舞踊団『ARTEY SOLEA』の音楽監督だったり、最近では山田洋次さんの『家族はつらいよ』など、本当に多様な作曲能力で多くの舞台を支えて来てらっしゃるんです。
でも、今夜は千絵さんが主役。

凄かったなあ。凄かった。いやー、凄かった。
なにが凄いって、その音楽とパフォーマンスは、こちらの気分で言うなら、メタセコイアの枝にまたがって芸術の夜空を観ている感じですよ。
つまり、降り注ぐ芸術。どこを切り取っても芸術。星の煌めきひとつひとつ、燦然と輝きつつ瞬時に消え、光うねりうねって音楽を降らす、噴火させる、あふれる、波になる、抱きしめる、泣いて転がる、でも微笑む。そういう感じなのね。

あまりに純粋過ぎないか。
世間に向けて多少の作り笑いがあってもいいのではないか。
切れ過ぎて、痛過ぎて、そんなふうに思わない箇所がなかったわけではないが、しかし、これが千絵さんの流儀なのだろう。

山田監督と舞台を作るときは当然、「対世間」というものもあるでしょう。しかし、彼女がソリストとして立ち上がる時、おそらくは己の命を賭けても、「ここに私がいる」という音楽であり、パフォーマンスなのだと思う。その覚悟よ。美し過ぎるわ。

帰り、新宿で一杯やるつもりだったのに、衝撃受け過ぎてやめました。飲んでる場合じゃないよ。ボクらの舞台も一ヶ月切ったからね。
やることやります。
それにしても、中島千絵さんは凄い。

ピーターパンのようなヴァイオリニスト

カンタブログ

写真左上の青年に注目!
ヴァイオリニストの西村尚也さんです。

ドイツ、マインツ・フィルの第1コンサートマスター。
1月11日(日)、よみうり大手町ホールで行われた東京ヴィヴァルディ合奏団のニューイヤーコンサートに行ってきました。『四季』全曲の演奏で、ゲストとして独奏したのが西村さん。

妖精と出会えたように、素晴らしかった。
指揮者がいなかったらから自由にやれたと本人はおっしゃっていましたが、なにかこう、演奏家というよりは、音から生まれた体、ヴァイオリンそのものになってしまった人間と出会った感じ。音楽の歓びが人の形として現れ、全身が(いや、その全身に宿るすべての微生物さえも)音符となって、今生命を得ていることの歓喜を表現しているような瞬間、瞬間、瞬間だったのです。

ジャンルを越えてボクはいたく励まされました。
人間は、こんなに幸福な表現者になれるのだと。

もちろん休むことなく研鑽を続けてきた人だけに可能な、
チョモランマの山頂のさらにひとかけらの突起のような
人跡未踏に近い技術を修得されたからこその「音身一体」だったのかもしれませんが、それを目の前で見せてもらえる(聴かせてもらえる)ボクや他のお客さんたちは、月の粉が輝きながら降ってきたような、大変たいへん幸せな時間のなかにいたのです。

西村尚也さん、これからも大注目です。
次回は「カンタ・トリオ」ね。
8月29日、サントリー・ホールね。
なるほど、なるほど。
高校時代の恩師の息子さんなんですけどね。
最初の縁はそこにあったんですけど、
もうそれは全然関係ないことです。
ピーターパンがヴァイオリニストだったら、
こんなふうだったんじゃないかな。

フランスで三度目の受賞

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小説『あん』が、フランス・ボルドー地方のCenon市が主催する文学賞を受賞しました。
審査員賞、読者賞、リセの学生たちが選んだ賞など色々重なっているみたいです。

大学の教壇に立つようになったことで、調布の事務所を引き払い、新しい拠点を横浜の戸塚につくりました。引っ越しがすべて終わり、からっぽになった旧事務所に一人いるとき、最後の宅配便として届いたのがフランスからのこの賞状でした。
小さな可愛い文学賞だと思いますが、とても嬉しかったです。

フランスの文学賞をいただくのはこれが三度目。翻訳して下さったミリアンさんの力によるところが大きいと思います。
ミリアンさん、ありがとう。

Cenon市、訪ねてみたいです。

教授になりました。

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今月付けで、明治学院大学国際学部教授となりました。
ハンセン病文学や在日文学、流浪する詩や移民の歌を、学生の皆さんたちと学んで行きたいと思っています。
そしてもちろん、歌手活動と小説の執筆も続けますよ。

サインを求めるのはなぜか女性が多く!

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サインもひっきりなしに頼まれました。
また、スタッフ、関係者全員集まってのディナータイムのときに、ノーベル文学賞作家のヘルタ・ミューラーさんの前座で朗読をさせてもらったり、多くの作家と交友できたりと、たいへん貴重な経験をさせてもらいました。

同行してくれた写真係の娘にも感謝です。
9日の夜は、インスブルックで『あん』の上映もありました。
原作者として、舞台挨拶もしてきましたよ。
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2019年8月21日(水)
名古屋栄
Doxy
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
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