FC2ブログ

絶版となっていた2冊の本がよみがえりました。

IMG_20200524_0001_convert_20200810204307.jpg

 絶版となっていたボクの本が2冊、今日、電子書籍としてよみがえりました。双方ともに、「明川哲也」という別のペンネームで書いたもので、刊行は10年以上前になります。

『ジョンを背負って7000メートル』
 これは、実体験が元になっている小説です。1990年12月8日、テレビ朝日でジョン・レノンの追悼特番を作りました。構成作家として関わった番組です。スタジオセットとして、ボクの体がすっかり隠れてしまうほどの巨大なジョンの写真パネルを製作したのですが、放送終了後に廃棄処分されると聞き、12月9日、たった一人で(しかも素手で)、このパネルを六本木から新宿ゴールデン街まで徒歩で運びました。ゴールデン街のある店が、雨漏り対策として店の天井にしたいと言ってくれたからです。

 いや〜、これが大変な旅になりました。なんと、途中で木枯らし1号が吹き出し、手は血だらけです。しかも、ヤクザに蹴られ、7時間かけて新宿に辿り着いたらいきなりの雨です。紙の写真なのに!

 その過酷な旅のあれこれを柱に、生きることを巡る男女の切ない恋の物語を書きました。他にも『ナッツ』(新宿のデブ専風俗で働く女性と、なかなか困窮状態から這い上がれない男の爽やかな青春小説)など、計3話で1冊の本となっています。
 電子版の表紙は、2015年にマルセイユを訪れた際撮ったものです。長い階段を上っていくような我らの日々に乾杯。
『ジョンを背負って7000メートル』 https://bookwalker.jp/de011b46e1-f1f8-4186-a4ea-d74763548b5c/


 『星の降る町 六甲山の奇跡』
 兵庫県芦屋市を舞台に、万引き癖のある少年と、老ケーキ職人のちょっと変わった交流を書きました。当初は、日本版の『ライ麦畑でつかまえて』を書こうなどという野心があったのですが、あんな性格のわるい少年は書き切ることができず、気づけば、「イマジネーションとはなんぞや?」をお題としたファンタジー小説が生まれていました。

 ただ、背景にあるのは阪神大空襲です。子供を失い、ケーキを作り続けた職人の人生です。ケーキがたくさん出てくるけれど、甘いだけの話ではないよ。

 電子版の表紙のこのオブジェは、ピーナッツを12色のアクリル絵の具で彩色したものです。気が遠くなりそうな作業でしたが、ボクはこのカラフルナッツを気に入っています。
『星の降る町 六甲山の奇跡』 https://bookwalker.jp/de9e8eae91-c1b6-40f0-bd61-138d55411481/

新宿公演中止! その分、千葉で金魚鉢ショー

IMG_20200720_0003_convert_20200720225207.jpg

音楽劇『新宿の猫』の新宿での公演に申し込まれたみなさん、ごめんなさい。コロナ禍の影響を受け、会場である「新宿ゴールデン街劇場」の閉鎖が決まりました。ボクらとしては、配信ライブの可能性も考えていたのですが、機材の搬出などが始まるため、それも無理とのことです。

8月29日(土)に予定していた新宿ゴールデン街劇場での昼夜2公演、音楽劇団「レモンチェッロ」による『新宿の猫』の舞台を中止といたします。楽しみにしていたみなさん、ごめんなさいね。

その代わりといっちゃニャンですが、その前週8月22日(土)の本八幡での公演を昼夜2回に増やします。
ただ、この状況ですから、ステージと客席の間にビニールの隔壁を張り、客数もうんと抑えてのソーシャルディスタンスライブとなります。水族館でガラス越しにラッコでも見る感じになると思います。猫なのでお腹で貝を叩いたりはしませんが。これからは無観客ライブか、こういう金魚鉢ショーみたいのしかできなくなりますね。

「新宿の猫」出演「レモンチェッロ」(三咲順子・ピクルス田村・ドリアン助川)

8月22日(土)昼夜2公演
本八幡 cooljojo jazz+art
昼公演)開場14:30 開演15:00
夜公演)開場18:30 開演19:00

千葉県市川市八幡2-16-16 クレール本八幡B1 
080-2624-0879 
予約 https://www.cooljojo.tokyo/contact
前売 3500 当日 4000

ついに大陸で刊行!

_convert_20200712144524.jpg

豪雨の深刻な被害と今後のコロナ禍。
他国との関係も含めて、あまり良いニュースがありません。
しかし、それでも表現は伝わっていきます。
映画の上映がなかった中国本土とスラブ語の世界(刊行はブルガリア)で、
ついに小説『あん』が発売となりました。

うずしお高校浄瑠璃部

_convert_20200712144450.jpg

新聞連載小説『うずしお高校浄瑠璃部』、これまでは山梨日日新聞のみでしたが、今月より千葉日報と苫小牧民報でもスタートとなりました。
今後も全国の地方紙に広がっていきますように。
イラストの茂苅恵さん、最高です。

誕生日振り返り

DSC_5467_convert_20200712144406.jpg

1ヶ月ほど前に誕生日を迎えました。
高校の頃の運動部のユニフォームのレプリカをいただきました。
東海高校(愛知県)アメフト部、オフェンスはエンド、ディフェンスはエンドとラインバッカーでした。
東邦や南山、関西代表と闘った時の高揚感は今でも胸の中にあります。

運動部時代に得たことは、決して肉体的な課題に留まりません。
扉はどこにでもあります。

今、大学の教壇に立つ身として信じます。
未来へ繋がる扉は本の1ページにも、仲間との会話の中にも隠れている。
そこがハドルの場にもなります。

次のタッチダウンのためにどう走るのか。
さまざまなプレイコールが今自分の頭の中に浮かんでいます。

プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
2020年8月22日(土)
本八幡
Cooljojo
近刊
「水辺のブッダ」(小学館)
「新宿の猫」(ポプラ社)
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ