王子さまの朗読をミュージアムでやります。

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箱根の『星の王子様ミュージアム』で、
新訳『星の王子さま』の朗読をすることになりました。
アルルカン(歌う道化師)としての出演ですので、
ギタリストのピクルス田村くんも共演します。

7月29日(土曜)、30日(日曜)の2日間。
開演はそれぞれ午前11時からと午後2時からです。

梅雨が明けているであろう箱根の空の下、
サン=テグジュペリの世界はいかがでしょう。

〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909
0460-86-3700
http://www.tbs.co.jp/l-prince/about/

多磨全生園でライブやります。

全生園ジャム

国立ハンセン病療養所『多磨全生園』にてライブをします。
ボクも出ます。
『まちジャム in 全生園』
7月23日(日)11時開場 12時開演

中川五郎さんとは中越地震の義援金ライブ以来です。
会場は多磨全生内のコミュニティセンターです。
みなさん、ぜひいらして下さい。
問い合わせは、全生園内の食事どころ『なごみ』
(042-395-2755 11時〜19時 月曜休み)

このチラシの裏にボクがメッセージを書いています。

「全生園と詩と歌と」

 生きる力を、いつも全生園でもらっています。それは地面の上で暮らしていく者としての覚悟であり、人間の想像を超えた大きな力をもたらす天への憧憬、その双方から来るものです。ここにいらしたみなさんが、逆境を突き抜け、それを体得されたと信じるからです。地と天の間から詩や言葉は生まれます。生きる力はそこに根を張ります。

 縁があって初めて全生園を訪れたのは、もう十年近くも前のことです。闘い続けてこられたみなさんに、ボクは会う資格があるのだろうか。それを思い、足が一歩も前に進まなくなりました。でも、そこを越え、元患者さんの微笑みに触れたとき、世界と自分は一新されました。亡きみなさんも含め、たくさんの魂に抱いていただいたからこそ、小説『あん』を書くことができたのだと思います。

 全生園で歌うこと。それはきっと、地と天の間の祭典であり、ボクら一人ずつが心の壁を越え、新たな世界を構築することです。
 ハレルヤ! 素晴らしき一日となりますように。

ドリアン助川 

海を越えてトロフィー届く!

DOMITYS_convert_20170622125937.jpg

こんちは。ドリです。
昨夜、フランスからDOMITYS文学賞のトロフィーが届きました。透明な、アクリルボードの楯です。

今回の受賞、ようやく色々わかってきて、ノミネートにはアカデミー・フランセーズ(フランス学士院)の人気作家アミン・マアルーフさんもいらしたということです。彼の前任はクロード・レヴィ=ストロースさんだと考えると、ボクにとっては、ほとんどもうどっきりカメラの世界です。

すでにたくさんお祝いの言葉をいただいていますので、初めてアジアにやってきたこのトロフィーを観ていただくだけでけっこうです。喜びをともに! そして今日は原宿クロコダイルで久々フルメイクのライブです。

空の色は変わらずとも。

ニューヨークのツインタワーに旅客機が突っ込んだ時、空はとても青かった。
広島上空で原爆が炸裂した時も、空はとても青かった、と訊く。
治安維持法が施行されたのち、検挙された人々の頭上もきっと青かった。
大杉栄が愛人や子供と虐殺された日、空は何色だったのだろう。

空の色は変わらずとも、風のささやきは変わらずとも、
歴史は常に動いていて、
それは多くの場合、だれかの欲望から始まる。

共謀罪が成立しましたね。
なにかをしでかさなければ検挙の対象とならなかった日本の法の概念が、
大きく大きく変わった日の青空が目の前にあります。

犯罪組織の一員でなければ対象にはならないのだから、とコメントを下さった方もいたが、
ここに来て、政府の答弁が変わったことを注視しなければいけないよ。
犯罪組織の周辺者にも適用される、と言葉が変わった。

なんだ、周辺者って?
道交法違反までを犯罪の範疇に入れるなら、
辺野古に基地をつくらないでと座り込む人たちをこれで一網打尽にできるようになった。

見てきたことから、最悪の想像まで、
考えて語るのがボクのような者のなりわいであり、生き方です。
権力が暴走しだしている場合(というか、すでにかなり暴走していますが)
どんなことが起き得るのかも、その可能性のなかで話します。

数日前、共謀罪について語りました。
興味がある方は、ここをクリックして下さい。

初めて文学賞をいただきました。

フランスの本屋_convert_20170608143546

フランスのDOMITYSという文学賞を『あん』(仏語タイトル『Les délices de Tokyo』)が受賞しました。
あまり知られていない文学賞ですね。
フランス中の老人ホームの読書クラブと評論家、書店員が投票によって選出する賞でして、
最終5冊の候補から、
なんと46%という得票率で受賞しました。

日本人にとってはまったく無名の賞でありますが、
この賞を得たアジア人はボクが初めて、
なおかつ、昨年の受賞者はピューリッツア賞にも輝いた!
というあたりがわくわくするポイントです。

老人という言い方・・・。
あまり好きではありません。
だって、今の70代80代のフランス人は、カルチェラタン闘争を率い、
ヌーベルバーグの支持層として世界を再構築されようとしたみなさんです。

そして今は、人生経験も豊富。
そんなみなさんが選んで下さったのですから、
だれも知らない賞であろうと、
ボクはありがたく受け取ります。

フランスのみなさん、ありがとう!
そして、翻訳をして下さったミリアム・ダルトアさん、ありがとう。

ちなみに、二冊目の『Le Rêve de Ryosuke』もフランスでは破格の扱いのようです。
Haruki Murakamiさんなんかと並んでいますもんね。
ありがたい!
プロフィール

ドリアン助川

Author:ドリアン助川
物語をつづり、詩をうたう道化師です。

ライブ・公演情報
7月23日(日)
まちジャム
多磨全生園

7月29日(土)30日(日)
星の王子さまミュージアム(箱根)
近刊
「星の王子さま」(皓星社)
「バカボンのパパと読む老子」(角川文庫)
「バカボンのパパと読む老子 実践編」(角川文庫)
「海の子」(ポプラ文庫)
「ピンザの島」(ポプラ文庫)
「坂道 〜Les Pentes〜」(ポニーキャニオン)
「あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル」(新潮社)
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